全国相良人形は、文政(1804～30)の頃が最盛期として、数々の名品を生みましたが、残念ながら昭和18年に廃絶をしてしまいます。そして戦後、昭和42年に七代目の相良隆さんが再興し、現在は八代目相良隆馬さんが中心となって作っています。

その中でも個性的でとっても可愛らしい姿の「猫に蛸」が人形ミュージアムに飾られています。

「猫に蛸」は、福を招く縁起物とされる「猫」に、多幸をかけた「蛸」の巻き付いた、とぼけた味のある土人形です。